債権回収は怖くない、債権回収を分析してみる

債権回収は怖くない、債権回収を分析してみる
債権回収は怖くない、債権回収を分析してみる
編集部/元・タジュウ

債権回収。借りたカネを返そうとしないから、返してよって言いに来たんだが

皆さん、お疲れ様です! 元「最強(最凶)」の多重債務者、元・タジュウです。借金ランキングとかあったら上位入賞していたところです。そんなのに入賞したくないが?

ランキング1位

私の座右の書である「賭博黙示録カイジ」。

漫画を読んだことが無い方には粗筋だけでも

賭博黙示録カイジ

これを読んだだけでもコワくて夜眠れなくなっちゃいますね・・・。眠れなくなる覚悟がある方は、アマゾンで中古をゲットして是非。座右になりますよ!

そのカイジにこんなシーンがあります(セリフは全く同じではありませんが、大体こんな感じ):

カネを借りて逃げ回っている債権者のことを貸金の王(カイジの宿敵)がこう評する。借りたら、何があっても返すこと。それがスジだ。腎臓売ってでも強盗してでもカネを集めて来て返せ。こっちは善意の第三者なんで知らんぷりしとけば強盗で捕まることは無いし! 捕まるのはお前だけ。このシーンで太ったおっさん、経営に行き詰った零細企業のオーナーみたいな感じの人が土下座して泣きながらお札や小銭を床にまき散らしているシーンがあり、とっても惨めでした。足りないけどこれで許してくれませんか? と懇願しているのでしょう。家族が路頭に迷うので・・・。

かくいうこの私も、消費者金融の支店に行って泣きながら小銭を床にぶちまけて(財布の中にとりあえずある分全部)これで許して下さいっとか劇画的なことはしたことありませんが、事実上同じことをしています。もう借金ダルマでにっちもさっちも行かず、給料で返せる限りは返済しましたが、最後自己破産でバックレました。申し訳無い気持ちでいっぱいです・・・。

借金だるま

今回のお題は「債権回収の総まとめ」。借りたカネはしっかり約束した利子を付けて耳を揃えて返すのがスジ。当たり前です。でも返せない、或いは返そうとしないなら、自分から返しに来るのがスジなんだが、電話したり出かけて行ったりして「当たり前」のことを言う。借りたら返せ!

この債権回収をテーマにして分析してみたいと思います!

他の記事でも折々触れておりまして、例えば消費者金融のビジネスモデル関する記事でもある程度述べています:

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消費者金融・サラ金のビジネスモデル。お金はお金を産むよ、利息は労働なくして得る所得=不労所得。
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今回記事を一つ割いて債権回収について述べる理由ですが、取立て、その行為自体や想像だけでも多重債務者にとっては「リアルでコワい」だろうからです。かくいう私もコワかった・・・。毎晩いつ電話が来るのかとビクビクしていました。

電話、怖い

昭和的な感覚で、目つきの悪いお兄さんが今で押しかけてきて、今娘を質に入れてでも耳を揃えて返してもらいましょうかね・・・。返すまで玄関口で居座っちゃう。そんな光景が劇画的な債権回収ですが、現代的には(乱暴沙汰は刑法・警察が禁じていることもあり)もうちょっと礼儀正しいです。怒鳴りこみよりまず書面で来るという点で・・・。ですが、礼儀正しくても「借りたら返せ(返さないと知らないよ)」というメッセージは同じなので、字句や挙作が礼儀正しい、或いは慇懃無礼な分、却って冷え冷えとしていてコワい気も・・・。

目つきの悪いお兄さんが今で押しかけてきて、今娘を質に入れてでも耳を揃えて返してもらいましょうかね

その恐怖の妄想は一旦措いて、客観的・冷静に債権回収とは何かを分析してみる。恐怖を克服する最初の一歩は、恐怖の対象のそれが何たるか、しっかり把握することから始まります!

法的債務整理という観点でこの記事の意義は? まず債権回収は借金に関わることですので、実態を把握しておいて良い。また、法的債務整理のプロセス自体もある種の債権回収と捉えることが出来ます。この論点も抑えておきましょう!

約束守れ!

まずいつも通り一般論から。例が良いか悪いかどうかは意見の分かれるところです(面白いのは間違いナイ!)。

何かの約束をして、相手が守ってくれたらOK。

守ってくれなかったら、諦めるか、ちょっと無理に履行させる。約束を守らせる際(約束した通り実行させる際)、「自分」で守らせるか「他人の手を借りて」守らせるか、という違いがまずあります。

例を。良いか悪いかは別に・・・。まず私の卑近な例で!

昼キャバ

キャバ嬢と「こんどまた来て指名してくれたらチューしてあげる」という約束をしたとします。履行義務としては、私はお店にまた行く、キャバ嬢の方は来たらチューする。こういうシチュは実際によくありましたが、ほとんど履行されず、こちらから履行させることも出来ませんでした!

行って、本当にチューしてくれたら問題ナシ。ディープかどうか等の問題は別に。

してくれない場合。嫌われるのを覚悟で自分から無理やり唇を奪いに行く。のか。

チューしてくれたら問題ナシ

自分で奪いに行くと「物議を醸す(ヘンタイ、やめて~!)」ので、待遇等の権限を持つ店長(第三者)に仲裁してもらう。とか。常連さんだからトイレの陰で軽くしてあげたら? 等々。それで守ればまぁヨシ。それでも断る場合も御座います。そんな約束したっけ?

ここで、「一部履行」ということも考えられます。チューと言ったら普通口へのキッスだが、ほっぺでお願いします! とか。

良い例でした!

カネが絡む場合

ここからが本論です。借金について。

いわゆる借金でなくとも、モノを買った場合も同じです。洗濯機とかの家電を買ったとします。その対価であるお金を払う約束でゲット出来る。当たり前です。その場でキャッシュで払えば約束履行、ということでそれでオワリ。後払いにして払わなかったら不履行です。お店側(或いはクレジットカード会社)は何とか約束を守らせんとならん・・・。

モノやサービスの売買とは違うお金「自体」の貸し借り。本稿ではこれがメインです。

お金を貸す。利子を付けていついつまでに返す、という約束で貸しています。友人間でも、サラ金から借りるのでも。後者の場合「契約」がその約束ですね。

契約通りに耳を揃えて返せばヨシ。

契約通りに耳を揃えて返せ

しらばっくれて返そうとしないなら、何とか返してもらわんとならん。

その何とかして返させる行為を「債権回収」と呼びます。当たり前ですが、まず一般的な定義を。

その際、自分(自社)であの手この手を使って契約を守らせるか、第三者の力を(も)借りるか、と二つの実行パターンに大別出来ます。

以下、「自力」と「他力」に分けて具体的に見ていきます!

債権回収道

自力

具体的な例を考えます。一番端的なサラ金で。

中堅の消費者金融「にこにこローン㈱」が、ある中年男性に500万円が条件のカードローン貸出枠を設定したとします。案外収入があるので、ガッツリ設定しました。利率は計算し易くするために年利12% = 月利1%とします(実際にはもうちょっと高いでしょう)。

約束、或いは契約としては、最低毎月利息分はカード振り込みで返すこと。マックスまで借りたら1%なので5万円です。それを超えて元本も返してもらうのはもちろん構わない。最低5万円毎月振り込んでくれる限りは約束を守ってるってことでOK(カモということで放置する)。

カード振り込みで返すこと

さてこの中年男性、スロット狂で、妻子がある身ながらこっそりサラ金に手を出してしまいました。「弾」は500万円まである! ということで、エスパスに連日通いスロットに突っ込み続け、すぐ500万円まで行ってしまったとします。

最初のうちは自分の小遣いから毎月5万円は返していました。約束守ってます。でも朝キャバに行ったり、毎日でなくともキャバの後にはスロットをやりたいので、やりくりが出来なくて来ました・・・。カミさんから貰っているのは月に8万円で、飯代もあるので。かといってカミさんに増やしてくれとも言えん。言ったらスロットやサラ金のことがばれる。

で、ある月に小遣いでは足りなくなり、5万円振り込めなくなりました!

ここで、借金を返すための借金をするという自転車操業の「多重債務者」という道もあります。一応他のサラ金にも貸してくれるか審査を頼みましたが、他社で500万円パンパンになっているのが分かるので、「残念ながら」お断り申し上げます、とのこと。

銀行強盗も出来ないし・・・。カミさんには絶対に言えん。なら「自分としては出来ることはやった」し、無いものは無いので返せないな、と考え振り込まずに放って置きました!

ここで、毎月5日とかの振込日を過ぎても客から最低限の金額が振り込まれていない場合、契約不履行ということで担当の支店のPCに「黄フラグ」が立ちます。

「黄フラグ」が立ちます

さて通常の契約条項ですと、こうやって一度でも支払モレがあるとその時点で元本含めて全額一括請求することが出来るとなっている場合も多いです。が、そこはお客様(カモ)なのでどうするか。支店の債権回収担当の出番です。

「ちゃんと返して」って伝えることになりますが、コミュニケーション・チャネルは色々考えられます:

  • 会って、面と向かって
  • お電話
  • メール
  • お手紙

こんな感じでしょうか。昭和のサラ金黎明期ですと、家まで押しかけて「どうなっとんや、おっさん!」と怒鳴るケースもあったでしょう(立場が逆転していることもあり)。それか電話越しで怒鳴るか。当時はメールが無かったんで・・・。

「怒鳴る」と脅迫行為と見做され警察がうるさい。このため、現代のサラ金の債権回収マンは最後の最後までキレるのを我慢します。段々言葉遣いが粗くなる(敬語ではなくなる)、ぐらいは許されるかもしれません。

警察がうるさい

この連絡方法は会社や滞納の額・期間によって色々かと思われます。訪問は最終手段でしょう。お電話も今の時代では少ないかも。メールはありえますし(特に軽微な場合)、一般には「お手紙」が多いらしい。但し慇懃無礼なものです。

お手紙も二~三回ぐらいまではお送りします。払ってくれ、というだけの内容のお手紙から始まり、払わないと知らないよ、というきつめのお手紙がそのうち届きます。

お手紙について正式な内容はこちらの記事を

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さて、メールやお手紙、たまには電話などして(あの、お支払いが少し遅れてるみたいなんですが・・・お忙しくてお忘れになっているかもしれませんが・・・)またこのおっさんが月毎の支払いを開始してくれたらOK。遅れた分の遅延追加利息とかもちょっとなら目をつぶる。

お電話については、そのうちAIが代行してくれる時代が来るかもしれません。若い女性の声で、あの今月分のお支払いが・・・。電話口で最初実際の人間かと思っていたら杓子定規な返答しかしないので、マシンだろうか・・・とか。

AIが代行

ここまでが、約束を自分(自社)で守らせる「自力」です。

それでも何か月も放置プレーされた場合。警察がうるさいのでバットをもって殴り込みが出来ない。すると自力ではこれ以上出来ない。なら他人の手を借りようか・・・。

他力

何を言っても振り込んでくれない場合「給与口座の差押え」が一般的です。本人自らATMでの振り込みという(能動的な)行動により返してくれない場合、キャッシュが溜まっていると分かっている場所から先に取っちゃう、という感じです。払うと約束して払わないんだからしょうがないですね!

これも自力で出来たら手間が省けます。例えばこの中年男性がみずほ銀行に口座を持っており、そこが給与振込口座になっていると分かっているとします。でもにこにこローンからみずほ銀行に、こいつ払ってくれないから口座に入ってくるカネこっちに先に流してくれる? と自助努力の精神で伝えてもそうはしてくれません。みずほ銀行にとっても預金者なので、他の金融機関がそう言ったからといって勝手なことは出来ないためです。

給与口座の差押え

ならどうするか? 他力で。裁判所に「こういう契約をして何か月も履行してないから差押え命令を出して下さい」と面倒で時間も掛かりますがお願いします。その上で裁判所が「もっとも」と認めて許可したら、みずほ銀行に言って「お墨付きがあるんで」ということで晴れて先に抜き取ることが出来ます。引き出しスピード合戦にならないように!

実際に裁判所に依頼するケースはそう多くありません。なお粘って「お手紙」で最後お知らせしますが、払ってくれないと裁判所にお願いして差押えしてもらう「かも」とお願いします。すると、諦めて、或いは会社やら銀行やらカミさんに知られるのが怖くて払い始めることも多いでしょう。他力をちらつかせた自力、というところでしょうか。

裁判所にお願いして差押えしてもらう

それでもダメなら、本当に裁判所が登場する。他力本願です。かなり時間も手間もかかるので、貸し手としてもこれは避けたい所なんですが・・・。

ちなみに、消費者金融は「貸して、足して返してもらう」のが商売ですので、貸す方(営業・審査)も重要ですが、返してもらう(債権回収)も表裏一体で重要です。この場合、仕事としては貸す方がラクですね。ニコニコして貸せばいいだけなので。債権回収はお客さんにイヤな顔をされたり、裁判所をちらつかせたり、本当に裁判所に申請したり、エリートコースの一つかもしれませんがイヤな仕事です。客をジワジワ追い詰めるのが好きなSの人には向いている可能性あり。

ご参考
「他力」という意味では、裁判所にお願いする以外に、他社に「債権回収を外注する」という行為があります。

この債権回収に特化した組織のことを「サービサー」と呼びます。あまり良いネーミングではナイ(コレクターの方が分かり易い)。

Wikiの小難しい定義

但し、サービサーを利用するのは「B2B」が多いようです。銀行が中小企業に貸し出すローンなど。不良債権の回収屋というのか。

理論的には「リテール」、つまり消費者金融 vs. 個人の債務者という枠組みでのサービサーもあり得ます。が、個々のローンのロットが小さいのであまり「特化」に向いていないかもしれませんね。

法的債務整理

では、法的債務整理の枠組みで考えてみます。主役の二つ、任意整理と自己破産について。

任意整理

任意整理は基本裁判所をかまさずに「当事者同士」で返済条件の変更等を協議し合意に至るものです。

債務者の方から弁護士なりを雇って元本や金利の減免を持ち掛ける場合が多いです。

一方、債権者から持ち掛けても構いません。特に額が大きく一部でも返して欲しい場合。ケースとしては少ないでしょうが、あるでしょうね。

これは債権回収という意味では「自力」ですね。回収も他力よりは早いしお手軽。但し、条件を緩めてやるのでキスの例で言うと口の約束だったけどほっぺで我慢してやる、という「一部履行」でしょう。妥協というのか。

或いは、最初持ち掛けたのが債権者側でも交渉を何度も重ねる場合(ボールを投げあう場合)、自力度が高い。

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自己破産

自己破産は、手持ちの財産を全て借金に充てて、残りは帳消しにしてもらうという手続きです。

こちらも、債務者からイニシアチブを取る場合の方が圧倒的に多い。

一方、債権者側から申請することも可能です。中年男性の例ですと、高級車を持っているのが分かっているので、財布はすっからかんだがせめてそれを売って(300万円ぐらい)、500万円の一部に充ててほしい。そうしたら残りは諦めてやろう、とか。

これは裁判所命令によるものです。なので債権回収という意味では「他力」。但し手間と時間が掛かります。

裁判所命令

いつもは債務者の立場から任意整理と自己破産について述べておりますが、今回は債権者の目線で考えてみました。債務者側と同じく、それぞれメリット・デメリットがある。任意整理は早くてお手軽。でも交渉が要るし「どれくらい取り返せるかはっきりしない」。自己破産は持ってる分はバサッと取り返せる。その分時間と手間が掛かる。

消費者金融では、こういう判断も債権回収担当マネージャーの仕事かと思われますが・・・これもイヤな仕事です。

なお、上記の給与口座の差押え「自体」は分類として法的債務整理ではありません。債権者が申し立てた場合、その解決「手段」の一つとして採用されることは大いにあり得ます。

以上、こういった内容も多重債務者の法的債務整理に直接応用できるわけではありませんが、相手方である債権者のオプションについて把握しておく、という意味でご解説申し上げました!

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まとめ

  • 約束は守ればOK。守らないなら、自分で何とかするか他の人に助けてもらう。
  • 借金の取立てを想像するとコワい。でも昭和ではないので表面上はそうコワくない。
  • お手紙が多いらしい。礼儀正しい文面だが、段々と内容がキツくなってくる。
  • 回収する側も、自分でやるか、第三者に登場してもらうかという問題はある。
  • 面倒だが一番多いのが給与口座の差押え。
  • 任意整理(自力の交渉)や自己破産(他力の命令)に頼ることもあり得る。

昭和の取立てを想像するとコワいですが、債権者側もそう無理は出来ない世の中のなので、多重債務者の方も弁護士・司法書士事務所と相談の上じっくり対応して下さい。特に自己破産については申請した時点で「お手紙」すら届かなくなります!

「お手紙」すら届かなくなります

この記事を書いたのは
編集部キャップ/元・タジュウ
編集部キャップ/元・タジュウ
日本国内某一流大学を卒業後、米国一流校でMBAをトップクラスの成績で取得。Chartered Financial Analyst, CFA/日本証券アナリスト協会認定アナリスト, CMA取得済み。金融に関しての知識は世界トップクラス。ネイティブ並みの英語とタイ語能力を有す。大手町大手監査法人でM&Aアドバイザー職を経て右往曲折(紆余だけでなく。詳細は記事をご覧あれ)。現在は債務整理中央事務局で編集キャップとして活動中。コップンカップ!
私が監修しました
宮地祐樹
ひかり総合法律事務所
宮地祐樹 弁護士
所属:日本弁護士連合会/第二東京弁護士会/日本スポーツ法学会会員。調査案件:ベルマーレコンプライアンス委員会委員。経歴:早稲田実業学校高等部/早稲田大学法学部/北海道大学法科大学院/あさひ法律事務所。元Jリーグ下部組織でのプレー経験がある法曹界では珍しい異色の経歴を持つ。好きな色は青。幼少期から体育会系の世界で揉まれ育ち、人情に厚いながらも冷静沈着な仕事のスタイルが好評を得ている。訴訟案件を多く抱えながらも交渉案件も得意とし、日々、金融機関との交渉に励んでいる。